扇の国、日本~素晴らしい美のエッセンス~

未分類

サントリー美術館で開催された[扇の国、日本]を見に行きました

 

今回もギリギリセーフの最終日💦

でも見られたことに感謝の気持ちで一杯です

 

扇は日本の発明品

夏の暑い時期、扇や団扇は涼をとるための必需品。

最近は地球温暖化で扇や団扇ではしのげぬほどですが、私の幼少期の昭和の時代はまだまだこの扇や団扇で涼をとっていたものです

あまりに身近にあり、その起源を考えもしていませんでしたが、今回のサントリー美術館での展示会では感動を覚えるほどのものがありました。

 

中国から伝わった団扇

 

扇のもとになったのは中国から伝わった団扇でした

 

団扇を折り畳めるようにしたのが、いわゆる扇子(せんす)です

扇子は10世末には中国や朝鮮半島に特産品としてもたらされた、いわば逆輸出品となるほどのものに変容していきました

 

扇子の種類

 

扇子は最初は檜で作られた檜扇(ひおうぎ)というものから発展したようです

檜の木で作られた開閉式の扇は奈良時代後期から平安時代のものが現存しており、扇に文字が書かれているものが現存しているようです。

当時、紙は高価なものであった為、記録紙用に木簡などん使用していたとも言われていますので、木のリサイクルのようなものから展開されていったのかしら⁉️とも推察されます。

女性は顔を隠す道具としても重宝されたようですね

なんとも奥ゆかしい時代でございました

 

檜扇から扇子へ

 

その後、木の扇から紙の扇、扇子へと発展をとげていきます

紙は消耗品

破れて破損します

でも、そこに、絵を描き、和歌をしたためて気持ちを伝える

逢うぎ、、おうぎ、、扇

なんてロマンティックなことでしょうか

時には女人の顔を隠す道具であり、時には恋文をしたためて想いを伝えるものになる扇

 

美術品としての扇

 

扇は後に量産されようになり、身分の高い低いに限らず利用されるようになりますが、紙は消耗品

 

そこで、一度使われた扇を綺麗にはがして屏風などに張り直して素晴らしい美術品にリサイクルされているものも多くありました

 

日本に根付く美のはかなさ

 

桜に代表されるように、日本の美の中の一つに[はかなさ]というのがあると思いますが、扇子もまさにはかなさの象徴のような一面を持っていました

 

扇に和歌などを書いて河に流す

 

そんな風流な様子が日本画にも沢山登場します

 

桜の満開の時期は短くはかないものですが、その一瞬を大事に想う、、、

扇を流して想いを伝える

はかない中の美しくさを

思うのは私だけでしょうか

 

末広がりの扇

 

扇が栄えたもう一つの理由にさ形が末広がりの形をしており、縁起の良いものとされてきたことにもあるようです

婚礼の衣装などにも末広がりの扇の柄は良くみられ、展示されていた婚礼の日本刺繍も素晴らしい一品でした

 

まとめ

 

たまたま時間が出来た合間に見れた

サントリー美術館の[扇の国、日本]

はかないからこそ美しいと想う気持ち

 

もったいない

 

というところから生まれた美の逸品

 

逢うぎ、、おうぎ、、扇、、

 

という日本語の美しさ

 

それらが時代を越えて今に伝えようとしているものは何か、、、

そんな気持ちにさせられる美術展でした

コメント